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ゆるめな感じのエッセイやブライトさん漫画を楽しめる「ガンダム系の人々」が面白い

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ガンダムエースで連載中の「ガンダム系の人々」が面白いです。コミックエッセイ「ぼく、オタリーマン。」「理系の人々」などで有名なよしたにさんの漫画です。

 

ガンダム系の人々(1)<ガンダム系の人々> (カドカワデジタルコミックス)

ガンダム系の人々(1)<ガンダム系の人々> (カドカワデジタルコミックス)

 

 

「ガンダム的日常」パート

前半部分は、サラリーマン的な日々にガンダム要素を織り交ぜた、エッセイ漫画。ガンダムファンであれば誰しも、クラスの女子をモビルスーツに例える遊びにハマった時期があるかと思いますが(ありますよね?)、あんな感じのノリです。

個人的には、アムロがガンダムをかっぱらってホワイトベースを脱走するシーンをシステムエンジニアに置き換えて、製品ソフトウェアが入っているサーバマシンを小脇に抱えて脱走しているシーンがツボでした(笑)

「ぼく、オタリーマン。」や「理系の人々」でもおなじみですが、よしたにさんはシステムエンジニア的な風景をネタにするのが本当に上手い!同じシステムエンジニアとして僕も負けていられませんな(よしたにさんは既にシステムエンジニア辞めて専業漫画家ですけど)。

ただ、本書の中で作者本人も言ってますが、ガンダム的日常のみでエッセイネタを考えていくのはかなり厳しそう。エッセイ部分かなり面白いので、今後もがんばってネタを搾り出していただきたい所存。

 

「ブライトさん」パート

後半は「機動戦士ガンダム」シリーズに登場する名艦長ブライトさんを主役にした漫画です。

ガンダムを題材にした漫画は世の中に数あれど、ここまでブライトさんをウザく描いた漫画もなかなか無いのではないかと思われる名作(?)となっております。作者曰く、「ブライトさんにどんどん作者が憑依している」とのこと。

そして、周りのアムロ、セイラ、カイ、ハヤトといったお馴染みの面々も、ブライトさんがウザキャラなのをいいことに、いじっていじっていじり倒しています。顕著な例が巻末描き下ろしの「ブライトさんの秘密の手帳編」です。腹がよじれるかと思うくらい笑わせていただきました。カイは鬼やで・・・

 

ブライトさんがウザいからいじられるのか、いじられてヘソを曲げてウザくなったのか、判断に悩むところです。

 

「ガンプラ工場見学」パート

最後は、ネタに困ったよしたにさんがガンプラ工場への取材を編集部に直訴して、いざ、静岡のガンプラ工場へと出向いたお話。ガンプラ開発に関するアレコレが読める、普通に興味深いお話。案内係の連邦っぽい制服着たお姉さんが可愛いのも気になるところですが、ここをあまり気にしてると妻に怒られるので気にしてないフリしときます。

 

エッセイあり、ブライト漫画あり、工場見学レポありと、全体的にゆるめなお話でありながら、なかなか密度の濃い本となっております。ガンダムファンの方は気軽なノリで読んでみるのも一興かと。

 

ガンダム系の人々(1)<ガンダム系の人々> (カドカワデジタルコミックス)

ガンダム系の人々(1)<ガンダム系の人々> (カドカワデジタルコミックス)

 

 

 

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