こんにちは、意識低い系サラリーマンのKENです。
このブログでは極力政治的な話は控えようと思っていましたが、本日は終戦記念日。僕が定期購読しているブログの中の人たちも、戦争と平和がらみの記事が多い模様。
今回は流れに乗って、ガラにも無くたまには政治的な話を書いてみます。なにぶん意識低い人間なので、適当なことほざくかもしれませんが、お手柔らかにお願いします。
知人とのLINEの会話
昨夜、知人とLINEでたわいない話をしていました。「そういや明日は終戦記念日だな」的な話の流れになったので、僕は何気なく言いました。
「そうですね。今日安倍首相が談話発表していましたけど、戦争当時の状況を冷静に振り返りながら、いい感じにまとめていたな、と思いました。」
繰り返しますが、僕は政治に詳しいわけではありません。特定の思想があるわけでもなく、どちらかと言えばノンポリな人間です。上の感想も、ただ安倍談話を全文読んで感じたことを率直に言っただけなのですが、知人の心の琴線に触れてしまったようでした。
「何を言ってるんだ!安倍は超右翼だぞ!!」
「安倍の言うことなんて全部デタラメ。信じるな!」
「子どもを戦争に行かせたいのか!?」
レッテル貼りでは何も心に届かない
知人の有難いお説教を聴いた僕はどう思ったでしょうか?
「そうか、安倍は右翼でデタラメばかり言ってて、支持すると子どもを戦争に取られちゃうんだね!大変だ!」
とは・・・ならないです。
そもそも安倍首相が右翼か左翼かなんて、さほど興味が無いし、
安倍首相のいうことがデタラメばかり、というのならどこがどう間違っているのか言ってもらいたいし、
なんでいきなり「子どもを戦争に行かせる」なんて論理飛躍しているのかもわかりません(安倍談話では今後戦争は繰り返さないと何度も述べられていました)。
むしろ、そんな強い言葉のレッテル貼りばかりを聞かされても、かえって警戒してしまいます。
色々省略しすぎだと思うんです
もちろん、知人にはいろいろと訴えたいことがあるのでしょう。普段から僕なんかよりもずっと真剣に政治のことも考えているのかもしれません。
でもそれなら、レッテル貼りに終始するのではなく、内容について丁寧に話したほうがよほど効果が高いです。
最近活発になっている安保デモも、肝心の中身についての議論があまり聞こえてこない気がします。
もちろん、これは逆サイドの主張をしている人たちにも言えることで、ここ数年問題になっているいわゆるヘイトデモでも、
「在日特権を許すな!」
「中国の脅威に対抗せよ!」
というフレーズだけはよく聞こえてきますが、具体的に在日特権とは何なのか、中国は日本にとってどういう形で脅威となりえるのか、このあたりをもっと冷静な言葉で説明したほうが絶対に世間の人たちのウケはいいはずです。
どちらの陣営も、シンプルなフレーズを連呼することにより、印象付けを行いたいのかもしれません。でもそれでは世間の人たちには「なんかよくわからないけど怖い人たち」という印象しか与えません。
大事なことだからこそ、冷静な議論をしたいものです。
今回はこのあたりで。