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妻に資産運用を認めてもらうために僕が実行した2つのことと1つの幸運

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ここ数年アベノミクスで株が高騰していることもあり、株式投資を始める人が多いようですね。日銀が年率2%のインフレ目標を掲げている以上、預貯金だけでは資産価値の目減りが避けられない可能性は高いと思われます。我が家では僕が運用担当者となり、投資信託、株式、純金などに投資を行っています。我が家の資産運用の詳しい内容はまた別の機会に記事にすることとし、今回は我が家がリスクを伴う資産運用を行うことになった経緯について書いてみようと思います。

 

 

良く言えば慎重、悪く言えば保守的な妻

最初僕が資産運用を行いたい、と妻に相談したとき、妻は穏やかな口調ではありましたがきっぱりと反対しました。曰く、「あなたは投資や資産運用に関しては素人だし、資産を増やそうとしても逆に減らしてしまう可能性が高いのでは?」とのこと。また、「お金はコツコツと働いて貯めるものだと思っている。投資なんかで安易に増やそうとすることには賛成できない。」とも。なるほど、妻の反対理由には一理も二理もあります。しかしここで引き下がる僕ではありません。妻の反対理由をひとつずつ無くしていく作戦に出ました。

 

お金にも働いてもらう、という価値観の提示

僕も人のことは言えませんが、妻はやや頑固なところがあり、一度こうと決めたらなかなか考えを変える人ではありません。ただ、異なる価値観を全く聞き入れようとしないような人でもありません。「お金はコツコツと働いて貯めるもの」という妻の価値観に対し、「お金にも働いてもらうことが重要だ」という価値観をぶつけてみました。具体的には、たまたまそのとき友人から有名な「金持ち父さん貧乏父さん」を借りていたので、妻に読むように勧めてみました。

 

金持ち父さん貧乏父さん

金持ち父さん貧乏父さん

  • 作者: ロバートキヨサキ,シャロン・レクター(公認会計士),白根美保子
  • 出版社/メーカー: 筑摩書房
  • 発売日: 2000/11/09
  • メディア: 単行本
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この本は有名な本なので内容を知っている人も多いかもしれません。一言でいうと、マネーリテラシーを身につける本、といったところでしょうか。お金を貯めるためには労働だけではなく、お金にお金を稼いでもらう、という考え方が重要であるということが繰り返し強調されています。

 

 本を読み終わった妻は、「よし、今日からうちも投資をしよう!」とはなりませんでしたが、「なるほど、こういう考え方もあるんだね」くらいには考えを改めてくれました。

 

僕が素人だから心配と言うのならば、素人ではなくなればいい

次に僕自身の改善を試みました。僕が資産運用やお金に関して素人だから不安、という妻の意見はまったくもって正しいと僕は感じました。ならば、資産運用やお金に関して勉強をし、少なくともずぶの素人からは脱却を図りました。そしてその勉強の成果を形のあるもので証明したいと考え、ファイナンシャルプランニング技能士3級の試験を受けました。

 

’15?’16年版 最短合格 3級FP技能士

’15?’16年版 最短合格 3級FP技能士

  • 作者: きんざいファイナンシャル・プランナーズ・センター
  • 出版社/メーカー: きんざい
  • 発売日: 2015/06/09
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結果は見事合格しました。ちなみに妻も同時にこの試験に合格したので、夫婦FPです。まあ、この試験は合格率40~50%ほどある入門的な資格なので、さほど自慢できるようなものでもありませんが(笑)ただ、僕がまじめにお金のことについて勉強をしている、ということを妻に認めてもらう契機にはなりました。

 

とりあえず少金額からスタート、そしてアベノミクスの波に乗る

妻への懐柔工作の甲斐あり、少ない金額からの投資をお試し的に行ってみてよい、との許可を得ました。そしてその数ヵ月後、安倍政権発足によるアベノミクスの波に乗り、するすると運用益を伸ばすことができました。これはただの偶然ではあるのですが、これにより資産運用で一定の成果を出した、という実績を得ることができたために、ますます妻の信頼を勝ち取ることに成功しました。最近ではボーナスの使い方を相談すると、「うーん、全部貯金じゃ勿体無いし、少しでもいいから投資に回したいよね!」とまで言ってくれるようになりました。

 

かくして僕は我が家の金融担当大臣を正式に任されることになりました。アベノミクスという幸運はあったものの、妻の反対理由をひとつずつ正面突破で対処していったのが勝因かな、と思ってます。

 

今回はこのあたりで。